変革実践プログラム STEP1メインセッション フューチャーデザインを開催しました!
2022年度の変革実践プログラム、いよいよメインセッションが始まりました。導入となるSTEP1のテーマは“フューチャーデザイン”。8/9(火) 13:00-18:00の時間をとって、これからどんな未来を創っていくのかを、対話を通じて描く、全員参加のワークショップとして開催しています。参加者個々人の問題意識を共有し、組織や立場を超えた共創のためのベクトル=意図を整え、実践に動き出すための時間となりました。なお、新型コロナウィルスの影響を鑑みて、完全オンラインで開催しています。
セッションは大きく2部構成。前半は“すでに起きた未来”と題して、過去30年に起きたことと、これから30年で起きることを、社会・仕事・暮らしの観点から整理していきます。年代のバラバラなこともあって過去30年間を共有していく時間は、参加者同士がお互いを知る機会にもなりました。そしてこれからの30年は否応なく参加者やその周囲にいる人たちが共有することになる時間。そこに起きてくる問題や可能性を共有ることで、“何が必要なのか”がぼんやりと見えてきます。
後半は“信念マップ”というフレームワークを用いて、自分自身が組織や事業を通じて何を実現していくか“を整理していきます。前半で見えてきた未来を踏まえて、自分たちが関わる組織や事業では何を実現しようとしているのか、今取り組もうとしているテーマはどんな意義があるのか。そこにはどんな問題があり、それを解決することで何が起きるのか、そのために現実的に必要なことは何か。自分自身が実践者として取り組むべきことを大枠でとらえていくプロセスとなっています。
そして最後に全体のまとめとして共創のためのベクトル=意図を一つの絵にまとめていきます。“すでに起きた未来”と“信念マップ”のアウトプットに対して参加者はそれぞれ改めて意見を書き出し、AIでその意見を分析。その結果を踏まえてメインコーチの渋谷氏を中心に参加者全員で対話をしながらまとめていきます。そしてこの絵を起点に参加者個々の次のアクションを設定していきました。
参加者の皆さんにとって大きかったのはこれらの成果物をわずか5時間で創り上げ、しかも組織や立場も超えて共有し、実践のためのアクションにつながったこと。しかも“創る”というプロセスは、誰かが作ったレポートや計画書を読み込むよりもはるかに深い理解になり、具体的な実践につなげやすいのです。ちなみに皆さんの具体的な次のアクションは“対話すこと”でした。お互いに対話してつながらないと机上の空論にしかなりませんからね。共創への堅実な一歩が動き始めています。