変革実践プログラム STEP3メインセッション インテグラルセッション その2を開催しました!

2022年度の変革実践プログラム、今回のSTEP3もリアル&オンラインのハイブリッド形式にて10/7(金) 13:00-18:00に開催しました。会場は善光寺 大勧進。テーマは前回に引き続きインテグラルセッション。ただし、前回と違うのは関係性を扱うこと。いまこのプログラムを通じて築かれている関係性、普段の仕事や地域の生活にある関係性、それらがどんな意味を持ち、可能性を持っているのかを対話し、実践の柱を築き動き出すための5時間となりました。

前回STEP2から今回のSTEP3までの間に、参加者の皆さんにはそれぞれ自分の人生の目的・使命・価値を言葉にし、プレゼン動画をつくってオンライン上で共有。会社などの枠ではなく、自分の人生を通じて未来に何を残すのか(目的)、そのために自分自身がこの社会の中で果たすべき役割は何か(使命)、それを可能にする客観的な自分自身の強み・武器(価値)を整理することで、自分自身の軸を個々人で明確にしています。そしてそれを共有することで肩書きに囚われない、人間的信頼関係の起点を築いてもらいました。この軸と信頼がなければ共創や変革に踏み出すことはできませんからね。

STEP3のセッション本番では、それぞれの軸(人生の目的・使命・価値)をもとに、関係性をシビアに探究。変革実践プログラムは“いいお勉強”をするための場でも、“仲良しごっこ”をするための場でも、ましてや“机上の空論”をかざす場でもありません。本当に価値のある場になっているのか、そしてそれはプログラムに参加していない各社の社内関係者や取引先、顧客などにもよい影響を与えることができているのか。ひたすらに掘り下げていきます。それがないのなら実践とは言えませんからね。

セッション自体は8割以上の時間を使って参加者同士が対話。その対話から見えてきたのは「甘え」でした。研修ではないといっても研修という感覚がどこかあり、会社に行けと言われてきたからやらされ感がどこかあり、コーチやすでに動いている人たちがいるから乗っかっていればいいという考えがどこかあり。結局、今のままでは自分自身も含めだれもハッピーにならない、シビアな現実がそこにはありました。

ではどうするか。現状に甘んじてお茶を濁すのもできます。シビアな現実を受け止めて可能性に踏み出すこともできます。ただしその選択は誰かに与えられたもの、強制されたものでは動くことはできません。自分で選ぶこと、決めることが必要です。だから最後の時間は参加者同士で言葉を紡ぎ、これからどこに向かうのかをまとめていきました。結果として今回、大きく5つのアクションが見えてきています。

  • コミュニティ型ビジネス・プラットフォームへの巻き込み
  • 地域の特色を踏まえたライフスタイル提案
  • 組織を超えた共同での地域ブランド発信
  • 地域間連携での啓発イベント開催
  • 実践者育成&事業成長促進施策の展開
(※各社の戦略に踏み込むため、セッションのアウトプットから一部表現を変えています)

これで変革と共創に向けた実践の切り口ができました。そして参加者同士がチームとして機能し始める状態を創ることもできました。しかしながらまだまだ戦略性は薄く、具体性も足りません。参加者自身だけでなく、参加者の周りも動いてもらえる状態にすることが必要です。しかもバラバラになることなく、相乗効果が出る状態で。一方でそれは理屈を整理しようとしても整理しきれるものでもありません。つまり参加者それぞれが実際に動いて、あれこれ考え、試行錯誤していくことが強く求められる段階です。その結果どうなっていくのかは、次回STEP4をお楽しみに。