SX実践人財育成プログラム第2講座「変容」を開催しました!

昨年度、DX人財育成プログラムとして開催していましたが、今年4月に発刊した長野SXレポートにて提言した”持続可能な経営”に向けたアクションとして、持続可能な経営人財の育成にテーマを内容を一新し、Shinshu Creative Guildのパートナーである長野県経営者協会が引き続き主催で、2年目のスタートを迎えました。

第2講座として、9月14日(木)に Deep Dive Journeyプログラムのメインコーチでもあるフィールド・フロー株式会社の渋谷健さんを講師に迎え、長野市にある善光寺大勧進にて開催しました。

既に起きた未来 ~これまでどのようなことが起き、そしてこれから何が起こるのか~

過去に起きたこと、今起きていること、これから起きることを全員で付箋に書き出し互いの意見を発表していきました。講師は皆さんの発言を聞きながら音声入力でメモを取り、こういった点はDXでもなんでもなく日常使えるデジタルツールを駆使すれば効率的に行えるということを体感させてくれました。その後ChatGPTのプロンプトの作り方を説明しながら年代ごと事象ごとに要約や表形式で出力し、予想した未来はまだ起きておらず今から変えられる可能性がある、まさにそのアプローチがDXの考え方であることを学んでいきました。

DXは経営課題 ~持続可能な社会に適応するためにひと・組織・事業を変容すること~

午後からは人形やレゴブロックを使って、会社の目指している世界観を思い思いに表現し、アウトプットを整理していくためにAirtableというツールでアンケートフォームをその場で作成しデジタル活用も体感しながら、「いかにDXに取り組むか?」という問いを”信念マップ”(課題整理の戦略フレームワーク)を使って解像度を上げながら言語化を進めていきました。この言語化プロセスはDXとは関連性がないように見えて、取り組みの大前提を整理しておくことが重要であることを示しています。

デジタル活用のその先を目指して

対話が深まるにつれ、デジタルツールの問題よりも人や組織に横たわる課題であったりデジタルツールを導入した際の副次的な課題に気づかれた方もいました。しかしこれはボトルネックを明らかにしたスタートラインに過ぎず、ありたい姿と現状をもとにアクションプランを明確にしていくことが必要となります。DXに取り組んでいくにあたってコミュニケーションやマインドセット(気づく力)であったり、トップのコミットメントが必要であるとも言えます。

参加者の皆さんは、今日参加するにあたってDXとはデジタルを活用するというイメージを持たれていたかもしれません。デジタルを活用するにあたっての軸や、デジタル技術の進歩をキャッチアップしていく学びが重要であることを体感した一日になったのではないでしょうか。

「SX人財育成プログラム」では、様々な経営課題へのアプローチを学ぶ約半年間の全5回コースを通して、本質的な能力として求められる“適応力”への気づきを提供していきます。3回目以降、もしくは各回スポット参加も受け付けておりますのでご興味ある方は下記よりお申し込みをお待ちしております。